第6回 中世文学会賞受賞者の決定について

2018年度より、若手研究者の優れた業績を顕彰し、今後の研究活動を奨励することを目的として、「中世文学会賞」が設けられました。授賞対象論文は、当該年度に発行された『中世文学』所収のものとなります。
この度、『中世文学』第68号を対象に、次の受賞者が決定いたしました。秋季大会初日(10月28日)、公開講演会終了後に授与式を行いました。

◆受賞者  中野顕正氏(弘前大学助教)

◆研究業績 「中将姫継子譚の初期形態」

 

2023年度中世文学会秋季大会

ハイブリッド開催

会場校 二松学舎大学九段キャンパス1号館

〒102-8336 東京都千代田区三番町6-16

 

第1日 1028日(土) 受付開始 13:00  会場 二松学舎大学九段キャンパス1号館201教室

開会の挨拶(14:00~14:10) 二松学舎大学国文学科主任 瀧田浩氏

公開講演会(14:15~17:00)

「中世王朝物語」は文学史用語たり得るか

二松学舎大学特別招聘教授 妹尾好信氏

新古今時代に関してやり残したこと三題

東京外国語大学名誉教授  村尾誠一氏

 

第2日 1029日(日) 受付開始 9:30  二松学舎大学九段キャンパス1号館201教室

研究発表会〈午前の部〉(10:00~12:25)

平安末期和歌の音声描写の一特色―寂蓮をその典型とみなして

お茶の水女子大学大学院生 木村香子氏

鷹司冬平と京極派―伏見院による信任とその後の関係をめぐって―

志學館大学 錺武彦氏

「京極派」再考―その終焉と継承について―     青山学院大学 山本啓介氏

研究発表会〈午後の部〉(13:30~16:00)

諏訪社の田村麻呂伝説―高丸討伐譚の展開―

日本学術振興会特別研究員(PD) 間枝遼太郎氏

近代国定国語読本における源義経伝承の受容

大阪府立吹田高等学校 小森一輝氏

覚一本の”練成”とは何か―『平家物語』巻十一「那須与一」の流動と展開―

國學院大学 野中哲照氏

閉会の挨拶                   二松学舎大学 五月女肇志氏

※発表要旨はこちら

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※二松学舎大学にお越し下さる方々はこちらをご参照ください。

大会開催にあたって会場での国文学関係出版社による書籍販売も行いますが、オンラインに御参加になる会員もいらっしゃるため、下記のURLのようにオンラインでの割引販売も実施しております。是非御利用下さい。

〈中世文学会会員限定〉オンライン書籍展示(新刊案内)

2023年度中世文学会春季大会

ハイブリッド開催

会場校 白百合女子大学

〒182-8525 東京都調布市緑ヶ丘1丁目25番地

 

第1日 527日(土) 受付開始 13:00  会場 白百合女子大学講堂

開会の挨拶(14:00~14:10) 白百合女子大学文学部長 猪狩友一氏

シンポジウム「デジタル時代の本文校合」(14:15~17:30)

司会        慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 佐々木孝浩氏

デジタル資料の利活用―『曽我物語』の注釈作業を通して―

大妻女子大学 小井土守敏氏

漢籍における本文研究とその課題―『史記』古写本をめぐって―

成城大学 山田尚子氏

デジタル時代の本文校合―中世寺院のアーカイブズを題材に―

神奈川県立金沢文庫 貫井裕恵氏

 

第2日 528日(日) 受付開始 9:30 会場 白百合女子大学講堂

研究発表会〈午前の部〉(10:00~12:15)

奈良絵本『長恨歌』の成立―ライデン国立民族学博物館蔵本を中心に―    慶應義塾大学大学院生 宋春暁氏

吉田兼倶の『日本書紀』講釈と五山僧  北海道大学大学院生・日本学術振興会特別研究員(DC2) 小田島良氏

能〈鵜飼〉の改作と間狂言         法政大学大学院生・日本学術振興会特別研究員(DC2) 富山隆広氏

研究発表会〈午後の部〉(13:30~16:40)

『大乗院日記目録』考―興福寺大乗院尋尊の記した「歴史」をめぐって―

愛知淑徳大学 塩山貴奈氏

伝宗砌筆「未詳(智蘊か)句集」跋文断簡―一条兼良撰の散佚連歌撰集『新玉集』に関する一資料―

日本大学 久保木秀夫氏

相国寺大智院伝来の縄衣文殊像について――仏教儀礼における斎座の荘厳と什物

相国寺承天閣美術館 本多潤子氏

月の景時 狂歌・俳諧からみる軍記享受の一側面

北九州市立大学 渡瀬淳子氏

総会(16:45~17:15)

閉会の挨拶                   慶應義塾大学 石川透氏

※発表要旨はこちら

※参加方法の詳細は、お申し込みをいただいた方にメールで連絡します。お申し込みはこちらから。

※白百合女子大学にお越し下さる方々には案内チラシ(「国指定文化財めぐみ荘公開」「仙川お役立ちマップ」「構内案内図」)をご参照ください。

中世文学会2023年度春季大会研究発表者の募集について

2022/12/17 中世文学会2023年度春季大会研究発表者の募集について
中世文学会では、2023年度春季大会を下記のとおり開催いたします。

日程 2023年5月27日(土) シンポジウム
5月28日(日) 研究発表会
会場校 白百合女子大学
〒182-8525 東京都調布市緑ヶ丘1丁目25番地

*新型コロナウィルス感染症(covid-19)の感染状況および会場校の方針等により、オンラインでの開催に変更する場合がございます。ご理解を賜りますよう、お願いいたします。

つきましては、研究発表会の発表者を募集いたします。
発表時間は25分以内、質疑応答は15分以内です。
発表ご希望の方は、題目と800字以内の要旨に、所属・氏名を明記の上、2023年2月20日(月)必着で、事務局までメール(添付ファイル)または郵便でお申し込みください。メールでお申し込みの場合は、事務局より返信いたします。返信のない場合には、必ずご一報ください。

第5回 中世文学会賞受賞者の決定について

2018年度より、若手研究者の優れた業績を顕彰し、今後の研究活動を奨励することを目的として、「中世文学会賞」が設けられました。授賞対象論文は、当該年度に発行された『中世文学』所収のものとなります。
この度、『中世文学』第67号を対象に、次の受賞者が決定いたしました。秋季大会初日(10月15日)、公開講演会終了後に授与式を行いました。

◆受賞者  児島啓祐氏(兵庫教育大学大学院学校教育研究科講師)

◆研究業績 「『愚管抄』本文再考―島原本の性格と意義―」