2020年度春季大会研究発表者の募集について

中世文学会では、2020年度春季大会を下記のとおり開催いたします。

日程 2020年6月6日(土)シンポジウム
   2020年6月7日(日)研究発表会
会場 白百合女子大学
   東京都調布市緑ヶ丘1丁目25番地

つきましては、研究発表会の発表者を募集いたします。
発表時間は25分です。
発表ご希望の方は、題目と800字以内の要旨に、所属・氏名を明記の上、2020年2月13日(木)必着で、事務局までメール(添付ファイル)または郵便でお申し込みください。
メールでお申し込みの場合は、事務局より返信いたします。
返信のない場合には、必ずご一報ください。

第2回 中世文学会賞受賞者の決定について

2018年度より、若手研究者の優れた業績を顕彰し、今後の研究活動を奨励することを目的として、「中世文学会賞」が設けられました。授賞対象論文は、当該年度に発行された『中世文学』所収のものとなります。
この度、『中世文学』第64号を対象に、次の受賞者が決定いたしました。秋季大会初日(10月26日)、公開講演会終了後に授与式を行います。

◆受賞者   金子英和氏(早稲田大学大学院研究生)
◆研究業績 「『北院御室御集』の成立時期―天王寺宮をめぐって―」

2019年度中世文学会秋季大会

会場 東北大学 川内南キャンパス
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/
  ※会場案内はこちら→PDF

第一日 10月26日(土) 受付開始 13:00
会場 東北大学川内南キャンパス文科系総合講義棟2階203室

開会の挨拶(14:00~14:10)      
        東北大学文学研究科副研究科長・附属図書館副館長 柳原敏昭氏
公開講演会(14:15~17:00)  
・浄土への階梯  「陸奥国骨寺村絵図」のコスモロジー 東北大学 佐藤弘夫氏
・平家物語と太平記、その多義性と成立問題       学習院大学 兵藤裕己氏

第二回 中世文学会賞授与式(17:05~17:20)

懇親会(18:00~20:00) 
  会場 東北大学川内南キャンパス文科系厚生施設メイプルパーク川内

第二日 10月27日(日) 受付開始 9:00
会場 東北大学川内南キャンパス文科系総合講義棟2階203室
研究発表会〈午前の部〉(9:30~12:00) ※発表要旨はこちら→PDF

 1.『平家物語』における平重盛 ―武装しない武人として―      
                    東北大学大学院博士後期課程 于楽氏
 2.『愚管抄』の文体とその思想的背景           
                総合研究大学院大学博士後期課程 児島啓祐氏
 3.『千載集』神祇部・「神遊びの歌」考        
              二松学舎大学文学研究科博士前期課程 古家愛斗氏

昼食・休憩(12:00~13:00)

研究発表会〈午後の部〉(13:00~14:30) ※発表要旨はこちら→PDF

 4.『千五百番歌合』における先行作品摂取と同時代歌人間の関係  
                   東京大学大学院博士課程 岡本光加里氏
 5.後鳥羽院歌壇におけるイメージ戦略 ―俊成卿女と源通具の詠歌を通して―
                ノートルダム清心女子大学(非)江草弥由起氏

閉会の挨拶                      東京大学 渡部泰明氏

第三日 10月28日(月) 受付開始 9:10  
会場 東北大学川内南キャンパス附属図書館本館
東北大学附属図書館書庫見学ツアー(9:30~10:30)
  *こちらのみ、会員の参加企画です。

※大会開催にあわせ、10月25日(金)14:30~17:00、26日(土)12:00~15:00、
 27日(日)10:00~14:00に、東北大学附属図書館本館にて資料展観を行います。

「高等学校国語・新学習指導要領」に関する見解

中世文学会は、日本文学関連学会連絡協議会に所属する16団体による連名で、「高等学校国語・新学習指導要領」に関する以下の見解を表明いたします。
(令和元年5月26日春季大会総会、および令和元年8月9日常任委員会にて承認)


平成30年に告示された新学習指導要領において、国語科必履修科目は「現代の国語」と「言語文化」に、選択科目は「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」の4科目に分かれているが、これらの科目を「論理的な文章」「実用的な文章」を扱うか、「文学的な文章」を扱うかによって区分する基準に対し、われわれは深い憂慮を覚えるものである。「論理」「実用」と「文学」とを対立概念として捉えることは元来不可能である。また、個々の教材を「文学的」であるか否かによって区分することもまた不可能である。

日本語の歴史とともに歩んできた「文学」は、人間の存在意義や尊厳と関わる人文科学、社会科学全般と密接に関わっている。「文学」を狭義の言語芸術に限定し、囲い込んでしまうことによって、言葉によって新たな世界観を切り開いていく「人文知」が、今後の中・高等教育において軽視され、衰退しかねない危惧がある。

上記の観点から、新学習指導要領の実施にあたっては、単位の認定、教科書検定等に際し、「人文知」の軽視されることのない、柔軟な運用を行うことを強く求めるものである。

  2019年(令和元年)8月10日

古代文学会/西行学会/上代文学会/昭和文学会
全国大学国語国文学会/中古文学会/中世文学会
日本歌謡学会/日本近世文学会/日本近代文学会
日本社会文学会/日本文学協会/萬葉学会
美夫君志会/和歌文学会/和漢比較文学会
(五十音順)

2019年度秋季大会研究発表者の募集について

中世文学会では、2019年度秋季大会を下記のとおり開催いたします。
日程 2019年10月26日(土)公開講演会
    10月27日(日)研究発表会
会場 東北大学 川内南キャンパス
   宮城県仙台市青葉区川内27-1

つきましては、研究発表会の発表者を募集いたします。発表時間は25分です。
発表ご希望の方は、題目と800字以内の要旨に所属・氏名を明記の上、
2019年7月24日(水)必着で、事務局までメール(添付ファイル)または郵便でお申し込みください。メールでお申し込みの場合は、事務局より返信いたします。 返信のない場合には、必ずご一報ください。